仙台牛

仙台牛銘撰について

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SENDAIGYU MEISEN 仙台牛銘撰

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「仙台発・大人の情報誌 りらく 1月号」に掲載されました。

普及拡大と銘柄確立を目指し"仙台牛"を愛する人たちが集う
■第17回「仙台牛の集い」

 11月25日、ホテル仙台プラザにて第17回「仙台牛の集い」が開催されました。これは、仙台牛の一層の普及拡大を目指し、生産者や買参者、消費者とが交流しながら仙台牛という銘柄をもっと確立させていこうという会で、仙台牛銘柄推進協議会が毎年行なっているものです。
  「仙台牛の集い」は、仙台牛に関する講演会と仙台牛賞味会という2部構成となっています。会場いっぱいに集まった関係者の方達は、仙台牛に関する知識を改めて見直すとともに様々な情報交換ができた有意義な会となったようです。
  そんな今年の「仙台牛の集い」の様子を取材してきました。

■優良な牛を育てるためには

 第一部は、NOSAI宮城中央家畜診療センター技術主査の松田敬一氏による講演会が行われました。「黒毛和種肥育牛の飼養管理について」というテーマのもと、どのように肥育すれば優良な牛を育てることができるのかということについて、松田氏が独自に調査した様々なデータをもとに説明がありました。
 松田氏によると、良質牛肉生産の三大要因は血統、環境、飼養管理だそうで、牛の血統を加味した上での管理指導が重要になってくるそうです。また、肥育牛の検査項目で欠かせないのはビタミンAであり、ビタミンAは発育や生命維持に必須ですが、多すぎず少なすぎず適度に給与することがポイントとなるということです。繊維や水の含量が少ない濃厚飼料を多給してしまうと、ビタミンAが欠乏し、子牛の段階で尿石症などの病気になってしまうので優良な肉には育ちません。つまり、牛の健康や枝肉成績を大きく左右するのは胃の状態なので、快適な環境の下、えさの量や質にこだわって育てることが大切だと実際の牛の状態の写真をスライドで映しながらお話くださいました。

左/NOSAI宮城中央家畜診療センター技術主査 松田敬一氏。「黒毛和種肥育牛における血中vitamin A濃度と瞳孔反射の関係」の研究で1999年度農林水産大臣賞受賞。右上/病気になってしまった牛の写真を指しながら飼育のポイントを訴える松田氏。右下/真剣なまなざしで講演に耳を傾ける参加者たち。

左/NOSAI宮城中央家畜診療センター技術主査 松田敬一氏。「黒毛和種肥育牛における血中vitamin A濃度と瞳孔反射の関係」の研究で1999年度農林水産大臣賞受賞。右上/病気になってしまった牛の写真を指しながら飼育のポイントを訴える松田氏。右下/真剣なまなざしで講演に耳を傾ける参加者たち。

■仙台牛を囲んでの交流会

 講演会後、仙台牛賞味会が盛大に開催されました。会場内には400名程の関係者が集まっており、はじめに、優秀な肉を育て上げた農家の方々をはじめ小売店の方々が壇上で三浦秀一宮城県副知事から表彰状とトロフィーを受け取りました。
  そしてその後、みやぎ登米の千葉正憲さんが育てあげた今年のチャンピオン牛を皆で堪能しました。目の前で火が通され適度に脂の乗った霜降りのお肉は、口の中に入れた瞬間とろけるように柔らかく、そのあと口の中いっぱいに甘味が広がります。普段、仙台牛の生産や販売に関わっている方々も、改めて仙台牛の質の良さを実感した瞬間でした。準備されたステーキ肉は、みるみるうちに我々の胃の中へと消えていきます。
  最後に、全農宮城県本部山口勇司副本部長が「現在、肉牛をめぐる情勢は価格低迷など厳しいものがありますが、仙台牛銘柄推進協議会では仙台牛の更なる美味しさ、安心安全を提供し、宮城の自然の恵みと生産者の情熱で作られた仙台牛の更なる生産拡大を目指していきたい」と今後の意気込みを話され、盛会のうちに幕をおろしました。

左上/参加者たちの注目を浴びたチャンピオン牛。 左下/お肉に前にはすぐに長い行列が。 右/表彰式の様子

■仙台が誇るべき『仙台牛』

 「仙台牛の集い」に集まった仙台牛の生産者、流通までに関わる全ての方々の想いはひとつです。仙台牛に対して熱い想いを持っている方々が宮城にはたくさんいらっしゃいました。そして信頼のおける上質なお肉が仙台にあるということを私たちは忘れてはなりません。
宮城県の中にいても、仙台牛の存在を知らない人が多いというのが現実ですが、宮城県の中には仙台牛を味わうことができるお店は沢山あります。地元宮城から仙台牛の美味しさを全国に発信していきたいものです。

問い合わせ先
仙台牛銘柄推進協議会 JA全農みやぎ
宮城県遠田郡美里町北浦字生地22-1
電話/0229(35)2720
http://www.ja-miyagi.or.jp/

取材・文/町田文美 撮 影/大沼英樹 大人の情報誌 りらく

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